車検入庫時のご用命で、エンジンが吹けないと。
エンジンチェックランプは不灯。
空ぶかしだと症状は出ないですが試運転を実施すると
3,500回転から上の吹けが明らかにおかしい。
アイドリングは正常なので全気筒ではなく単気筒不具合と推定。
本来ならパワーバランス点検を行い不具合気筒を探るのですが
このお車はエンジン真上にインタークーラーがあるため
容易にできません。
ガソリンエンジンの3要素である
「よい混合気」「よい圧縮」「よい火花」
これのどれが欠けてもエンジンはスムーズに動かないため
基本点検から実施。
とりあえずスパークプラグの点検をするためIGコイルを
取り外してビックリ!プラグもコイルもエンジンオイルで
びしょびしょ…
これでは正常な火花を飛ばすことはできません。
原因はバルブカバーパッキンの劣化でした。
当初は「IGコイルだろう」と予想していたのですが
思い込みはよくありませんね。